「やりたいことが分からないんです」
これまでたくさんの保護者の方や将来で悩む方にコーチングをしてきて、
何度も聞いてきた言葉です。
そして、かつての私自身も同じことを思っていました。
でも、ある時気づいたんです。
それは、
“やりたいことがない”わけではない。
むしろその逆で、
選択肢が多すぎて、思考が止まっている状態だということに。
今日は子育てや家庭については一旦横に置いて、
「あなた」と向き合う内容を書いていきますね。
選択肢が多い時代の落とし穴
今の時代は、とても自由です。
・海外に行く
・転職する
・フリーランスになる
・副業を始める
・結婚する/しない
・キャリアを続ける/変える
どれも「正解」に見えるし、どれも「間違い」にも見える。
だからこそ、
どれを選んでも後悔しそう
失敗したらどうしよう
周りからどう見られるだろう
そんな思考がぐるぐる回って、
決められない状態になります。
そしていつの間にか、
「やりたいことが分からない」
という言葉に変わっていく。
本音が分からなくなる理由
もう一つ、大きな原因があります。
それは、
“他人の価値観で考えている”こと。
例えば、
安定している仕事がいいよね
そろそろ結婚したほうがいいよね
海外は大変そうだよね
こういった言葉に触れるうちに、
自分の中の基準が少しずつ曖昧になります。
本当は「行きたい」と思っているのに、
「やめたほうがいいかも」と感じる。
本当は「変えたい」と思っているのに、
「このままが無難かも」と思う。
その結果、
自分の本音が分からなくなる
大事なのは「正解」ではなく「納得」
ここで一つ、すごく大事なことがあります。
それは、
人生に“正解”はないということ。
あるのは、
「自分が納得できるかどうか」だけです。
どの道を選んでも、きっと大変なことはある。
でも、自分で選んだ道なら、乗り越えられる。
逆に、他人に合わせて選んだ道は、
小さな違和感が積み重なっていきます。
本音に気づくための3つの問い
じゃあ、どうやって自分の本音に気づけばいいのか。
ここではシンプルだけど本質的な問いを3つ紹介します。
①「誰にも否定されないとしたら、どうしたい?」
周りの目や評価を一旦外して考えてみてください。
失敗しても大丈夫
誰にも否定されない
比較もされない
そんな世界だったら、何を選びますか?
②「今のまま5年後も同じ生活だったらどう感じる?」
未来を想像する問いです。
安心するのか
少し違和感があるのか
正直、怖いと感じるのか
その感情がヒントになります。
③「これまで夢中になれたことは何?」
ヒントは過去にあります。
時間を忘れてやっていたこと
誰かに頼まれなくてもやっていたこと
自然と続いていたこと
そこに、あなたの“好き”や“強み”が隠れています。
最後に
「やりたいことが分からない」と感じるのは、
決して弱さではありません。
むしろそれは、
ちゃんと自分の人生を考えている証拠です。
ただ少し、情報や選択肢が多すぎて、
自分の声が聞こえなくなっているだけ。
だからこそ、
少し立ち止まって、
静かに自分に問いかけてみてくださいね。
Profile|Tomoka Shibue
元・中学高校の家庭科教員。
数百件以上の生徒・保護者面談やコーチングを行い、
幼児〜高校生まで幅広い発達段階の子どもと家庭に向き合う。
現在は海外大学院で学び続けながら、
教育・心理・マインドセットを探究。
教育 × 自己実現をつなぐコーチングを提供。