裁判所の統計資料によると、離婚原因で最も多いのが妻、夫とともに
「性格の不一致」
よく「似たもの夫婦」とも言いますが、性格は似ていた方がうまく行くのでしょうか?
カリフォルニア大学のロバート・レベンソン教授らの「夫婦に関する研究」によると、
「夫婦の性格は似ていない方が良い」、という結果に・・・!
この研究によると、結婚12年目を超えると、性格の共通点が多いと、
満足度が下がることがわかりました。
人は自分に似ている人に対して親近感が沸き、話が弾むことも多くなります。
でも
最初は、似ていることがプラスに働く半面、長く一緒にいると、逆に自分と
似ている所が嫌になることも多いようです。
興味深いのは、代表的な離婚原因の「性格の不一致」は、
円満夫婦にも当てはまること。
たとえば
一方が気前よくお金を使うタイプなら、一方は倹約家
一方が優柔不断なら、一方は決断力のあるタイプ
一方が短気でキレやすいタイプなら、一方は冷静
という具合です。
これが似た者夫婦で、短所が似ていると?
お互いの金銭トラブル、お互い優柔不断、お互い短気で毎日大喧嘩・・・!
カップルが長続きするためには、お互いがないものを補い合う
「相補性」の原理がポイント。
では性格の不一致のメリットとは?
1.自分とは違う考え方、新しい世界観を学ぶことができる
2.短所を補って助け合い、対等な関係を築ける
3.自分の意見を押し付けず、尊敬し合う
4.違うからこそ話し合い、違う考え方を受け入れられるようになる
5.お互いないものがあるからこそ、相手を必要とする
「性格の不一致」は、お互いの短所を補える、理想的なカップルに
なれる可能性があるのです。
あなたは、「相手のここが理解できない!」と思っていない?
この人生は、魂の成長のために自分で計画したもの。
自分と同じ価値観の、優しくて良い人ばかり、苦労もなく何でもうまく行く
環境は、必ずしも自分のためになるとは限りません。
目の前にいる困難な相手は、自分の魂が選んだ学びの教材とも言えるのです。
性格の不一致が原因で、別れを選択するのも1つの選択肢。
自分の学びと捉えて、努力するのも1つの選択肢。
性格の不一致は、円満夫婦の特徴でもあることを知って、できれば離婚ではなく、
相互理解と愛を深める、夫婦の学びの1つとしてとらえてくださいね!
【夫婦のためのメンタルカウンセラーはな・西田 花(にしだ はな)】
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