夫婦関係において、性生活はとても重要です。
どんなに性生活以外が素晴らしくても、性生活が不満だったら
夫(妻)が浮気に走る可能性は大いにあるし、本当の意味で
良い関係にはならないでしょう。
逆に、性生活がうまくいっていれば、お互いがもっと寄り添えて
良い関係になれる可能性が高くなります。
性の大規模実態調査『ジャパンセックスサーベイ2020』では、
婚姻関係にあるカップルのセックスレスは51%、という結果に。
では、セックスレスとはどのくらいの期間を言うの?
日本性科学会によれば、
「病気など特別な事情がないのに、1ヵ月以上性交渉がないカップル」
を、セックスレスと定義しています。
この場合、性交渉とはベッドでの密なスキンシップも含めます。
あなたは、セックスレスは、年配カップルの問題と思っていない?
女性誌が20代~30代の女性を対象に、性の悩みについて
調査したところ、「セックスレス」という悩みが58%という結果に。
つまり、性に関して悩む女性の半数は、セックスレス。
再度書きますが、これは年配者ではありません。
20代~30代女性!
日本はセックスレス大国と言われますが、アダルト産業は活発なので、
セックスレスでも、日本人に性欲があることもわかっています。
そこで考えられる主な原因は、
カップルのコミュニケーション不足!
なぜ30代カップルが、セックスレスになってしまうのかというと
仕事や育児で疲れてしまっている人が多いから。
1番多いのが、産後のセックスレス。
これは日本の住宅事情が、大いに関係していると思います。
欧米では、家族が同じ部屋で、川の字に並んで寝ることは
ほとんどありません。
一方日本では、住宅の広さに関係なく、家族が同じ部屋で
川の字に寝ることが珍しくありません。
誤解のないように言うと、家族が川の字で寝ること自体は、良いこと◎
私も幼い時に経験がありますが、家族が一緒に寝るって幸せを感じますよね?
でも川の字は、可能な限り避けるか、それが無理なら子供が
2歳までとか、期間限定にする方が望ましいのです。
そうしないと、夫婦2人の時間がなくなり、レスの道まっしぐらになる
可能性が非常に高いから。
そしてレスになるカップルは、お互いの間違った思い込みで、レスに
向かって行くことがほとんど。
レスカップルは、相手の気持ちを確かめることなく、何となく性交渉を
しないまま、誘うきっかけを逃し数か月、1年、2年と過ぎて行くのです。
下の項目にたくさんYESが当てはまる人は、コミュニケーション不足の
可能性が高いかも?
✅【レス予備軍診断】✅
1. 一日仕事、家事、育児に手一杯、夜はただ寝るだけで、相手が自分をどう思っているのか、わからない。
2. 夫婦の時間がないどころか、顔を合わせる時間も会話も少ない。
3. もともと自分は性欲が少ない方/淡泊だから、これで良いと思っている。(話し合ったことがない)
4. 自分は疲れているから、相手はそれを理解するべきで、性交渉が無くても仕方ない。
5. 男性から誘うのが当たり前、と思っている。
6. 性交渉はないけど、浮気されないと思っている。
7. 本当はもっと性交渉を望んでいるけど、本当の気持ちを伝えたことがない。(頻度、長さ)
8. 本当は性生活に不満だけど、1度も話し合ったことがない。(体位、趣向、マンネリが嫌など)
9. 自分は容姿が良い方なので、自分は相手にとって性的対象、と思っている。
10. 今は性交渉は少ないけど、いつか良くなるだろうと思っている。
11. 仲良し夫婦で、会話もたくさんあるから、性交渉がなくても良いと思っている。(相手はわからない)
12. 恥ずかしいので、自分からは誘わない。
13. ベッドではいつも自分本位、または相手任せ、同じ行為、反応、または演技。
14. そもそも、性交渉をしたくない。
15. 相手に悪いから、自分は我慢して、無理に合わせている。
16. スキンシップ(ハグや手をつなぐ)が最近ほとんどない。
17. セックスの話題になると、相手や自分が避けてしまう。
18. 相手のことを、友達や家族のようにしか感じられない。
19. 自分の体調不良や疲れを伝えても、相手は理解してくれない。
20. 夫婦生活以外のストレス(仕事や子育て)が原因で性生活が後回しになっている。
【診断結果】
・YES 0~4個:今の所大丈夫!でも日々のコミュニケーションを大切に。
・YES 5~9個:レス予備軍の兆しあり。小さなサインを見逃さずに、少しずつ話し合おう。
・YES 10~14個:かなりレス予備軍の状態。日常的な相手への不満を解消する必要あり。
・YES 15個以上:深刻なレスの危機。自分の気持ちを大切にしながら、早めに行動を。
もし、レス気味と思う人は、自分は普段、不機嫌妻(夫)か表情、声のトーン、言葉、態度をもう1度見直してみて。
不機嫌な人と、性交渉をしたい人はいません。
自分のイライラを、パートナーや子供にぶつけていない?
怒っていないのに、疲れて怖い顔になっていることは、よくあります!
それから日本人夫婦あるあるなのが、夫(妻)の誘いに、愛のない断り方をすること。
女性は子育てなどで睡眠不足だったり、生理の日や、体調が悪い日、仕事で疲れた日は、今すぐ寝たいこともあるでしょう。
もし、そういう時にパートナーが誘って来たら?
そういう時こそ、断り方が大切!
真顔、あるいは露骨に嫌な顔で
「今日生理だから無理!」
「そんな気分じゃないからダメ」
「まじでやめて。触らないで」
などは、夫婦間に、深刻な溝を生みます!
自分が逆の立場だったら、愛を感じるかどうか、に気を付けて!
「今日は無理だけど、また今度ね」と必ず次につなげること。
どんな言葉にしろ、自分が言われて嫌な言い方は厳禁。
これは実際の体験談ですが、冗談半分でも
「もう本当にエロいんだから」
「性欲の塊だね」
「いやだ~やらしー」
「あんたは○○(不倫した芸能人)か」
などは、超NGワード。
たとえ冗談でも、言われた人は笑えません。
レスが始まるのは、何気ない30代の日常から。
たぶんこうだろう、という思い込みはやめて、お互い
性に関して、本音で話すことを始めましょう~!
【夫婦のためのメンタルカウンセラーはな・西田 花(にしだ はな)】
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ブログ https://ameblo.jp/iyashicounseling/