こんにちは。
榎戸なおみです。
分子栄養学カウンセラー&
セルフメディケーション・アドバイザー
として活動しています。
分子栄養学とは?
血液検査や問診で、その人に不足している栄養素を見つけたり、止まっている機能を向上させることで健康を目指す医学です。
全てのアプローチは細胞機能を高めるためにあります。
現在、妊娠中のママはもちろん、
ママになりたい方にも聞いてほしいことがあります。
コレは私の実体験からの話です。
母の妊娠中、あまりにつわりが酷くて
帝王切開で私を出産するまで入院、
点滴のみで生きていました。
この状態で私がどんな幼少期だったか
前回のブログで書いているので読んでみてね▼
それでね、ここでお話ししたいのは
ママが妊娠中にあまりのつわりや
栄養不足があると、
生まれた時点で私のように
赤ちゃんが炎症体質になってしまう
ことがあるということです。
私が生まれた54年前では
分子栄養学なんてないから、
母はもちろドクターも
対処しようがなかったんですが。
どうすればよかったのか?
母は妊娠する前に
自分の栄養状態をしっかり整えておくべきでした。
実は母には戦後という
時代的な背景や家庭の環境などで
自律神経が元々緊張状態にあるタイプでした。
このことも私が分子栄養学を勉強して解ったことです。
つまり簡単に言うと慢性的に
ストレスが掛かっていたのですね。
ストレスが掛かると
胃腸機能が低下して消化&吸収力が落ちるんです。
そのタイミングで妊娠して
赤ちゃんに栄養を取られることになった・・
すると、
つわりが強烈になってくる
という悪循環が起きます。
当時、母は入院して
点滴で栄養を入れていたはずですが
全然足りていなかったのでしょう。
つわりを減らす栄養素
つわりはある栄養不足で起きます。
それは↓
鉄、ビタミンD、亜鉛
タンパク質、ビタミンB群、ヘム鉄
妊婦さんで足りている人は
残念ながら本当に少ない現状です・・
特に
ビタミンB6はつわりと関係していて
吐き気や嘔吐の軽減に使えます!
ビタミンB6がつわり軽減に働くカラクリはこちら
①エストロゲンの代謝を促す
②セロトニンの合成を助ける
③アミノ酸の代謝を上げる
妊娠中のエストロゲンの増加によって
セロトニン分泌が促進されます。
ちなにに、
エストロゲンが多すぎること自体が
吐き気の原因ともなっています。
セロトニンは
9割が腸内で産生されるんだけど
増加しすぎたセロトニンによって
胃腸の動きが過剰になって嘔吐や腹痛を起こします。
また、セロトニンの材料は
トリプトファンというアミノ酸です。
代謝過程でビタミンB6を使うけど
B6不足があると
セロトニンに変換できずに
トリプトファンが余ってきます。
この場合もまた吐き気を起こしてしまうのです。
要するにバランスが悪いと
どちらにしてもつわりが強くなるってことなのですね。
逆を言えば
楽しいことを考えたりやったりして
栄養バランスさえ整えたら
つわりは軽減されるんですよ。
妊娠前にしっかり補充していると
快適な妊婦生活が送れそうですね。
ただしビタミンB群というのは
相互作用する栄養素です。
エネルギー源となる3大栄養素を
吸収するのに最初に使われます。
・糖質(B1、B5)
・脂質(B2)
・タンパク質(B6)
など。
なのでサプリで摂るなら
コンプリートつまりB群として
補うのがベストですよ!
海外サプリのサイトiHerbには
妊産婦さん向けのマルチビタミンミネラルなんてのもあります。
注)サプリ服用の際はお医者様に必ず相談してくださいね
ビタミンB6を多く含む食品
サプリならコンプリートの形がいいけど
とはいえB6は妊産婦さんにとって
消費が激しいのは確かです。
だから食事から補うなら
B6を多く持っているものを狙って食べるのアリです!
ビタミンB6は、
牛肉・鶏肉・豚肉・卵
まぐろの赤身・かつお・バナナ
玄米・とうもろこしなどの穀物類
など割と多くの食材に含まれているので摂りやすいですね。
これも偏らずにバランス良く食べてくださいね。
ぜひ快適な妊娠ライフを
送ってほしいと思っています。
◆栄養サポートセッション
料金 16,000円/税込(2時間)
ご予約後、日程の相談などこちらからご連絡させて頂きます。
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