私は年子育児をしている母です。
1番最初に生まれた息子は、肌が荒れていて、赤ちゃん室で一緒に並ぶ子たちとは肌質が違うように思いました。
どんどん皮膚の赤みが増し、めくれてじゅくじゅくになってしまい、これはただの乳児湿疹ではないのだと思いました。
息子が生後3ヶ月のとき、不安を抱えながら病院へ受診をすると、アトピー性皮膚炎と診断されました。
やはり、と言う気持ちもありました。
が、世界中に自慢したいようなかわいい我が子が、アトピー性皮膚炎と診断され、頭が真っ白になったのを覚えています。
私は普段薬剤師として働いており、アトピーで長年悩んでいる大人と多く接してきました。
そのため、息子がアトピーの診断をうけた瞬間、息子の将来を容易に想像してしまったのです。
▪︎薬の力ってすごい
受診後、初めて息子に保湿剤とステロイド薬を使ってみると、あっという間にじゅくじゅくした皮膚症状が治ってしまいました。
あんなに不安で悩んでいた症状が、薬を使うと、まるで症状がなかったかのように綺麗になりました。
息子の肌が綺麗になり、嬉しかったですし、何よりも「これで普通の子と同じようになれたのだ」と安心しました。
それからしばらく、私は子どもの皮膚症状がでたら薬を塗り、良くなったら減薬または薬の中止というサイクルを繰り返していました。
▪︎薬を使い続けることは普通のこと?
しかし、息子が大きくなるにつれ、「いつまで薬を塗り続けるんだろう」という思いが強くなりました。
「大人になっても、肌が荒れたら薬を塗る生活をさせるのだろうか」と疑問に思った時、私が息子に薬を使い続けることは、将来この子が自立をする妨げになってしまうのではないかと考えるようになりました。
私は、子どもが将来、自分の体調を管理できるようになることが自立することだと考えています。
我が子が大人になったとき、自分で自分を労わり、自分の体を大切にできる子になってほしいと思っています。
▪︎アトピーの原因を探ろう
それから、薬に頼りすぎないようにするためのヒントを探そうと、息子の皮膚症状が悪化するパターンを見つける生活がはじまりました。
まず、いつも使用に疑問に思っていたステロイド薬を使わずに、現在の生活で子どもの皮膚症状がいつ悪化するのか様子を見てみました。
(※アトピーの状態によってアプローチが変わるため、薬の中止は自己判断で行わず、相談をしながらはじめてください。)
そこで、我が子の悪化パターンは、小麦粉・乳製品・砂糖・摩擦・乾燥・ストレスなどの要因があることがわかってきました。
最初は、これらの要因を避ける生活を送るようにしただけで、皮膚症状がでにくくなったので驚きました。
そのとき、母親としてやれることがたくさんある!と希望が見え始めたのです。
健康の土台は、食事・運動・休息・溜めない体作りです。
特に食事は重要で、私たちは口から食べたものでできています。
子育てをする中で、病気や不調などのお悩みがあったり、通院でしか対処できないと考えている方へ、少しでも自信に繋がるようなお話をさせていただきたいと思っています。
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