東京のインターナショナルスクールで、2歳のクラスを担当していた頃。
ある日、男の子と一緒にクレヨンでお絵描きをしていました。そのクレヨンはすごく色の種類が豊富でした。
その男の子はもうかなり英語が上達していて、ほとんどの色を英語で言うことができていました。
そこでちょこっといじわるな質問を…w
青は”blue”、水色は”light blue” と知っていたその子。クレヨンの中に水色とはちょっと違う、微妙な青色があったので、その子に、”これがlight blueならこれは何色??”と聞いてみました!
その子は脳をフル回転させている様子で、しばらく頭をかかえた様子で考え込んでいました。
脳が動いてる、いい感じ、と思いながらその子の答えを待っていた私。
しばらく悩んだ末、その子はこう答えました。
「Left blue.」
その答えには、その場にいた外国人の先生達も大笑いでしたー!!!
私は、”そっかぁ、これはレフトブルーっていうのか。知らなかったなー。”などという感じで英語で言うと、その子はなんともいえない、ほっとしたような表情を浮かべていました。
お勉強で英語をしている子からは、まずこんな言葉は出てきません。こういう所でバイリンガルとの差がすごく出てきます。
そしてこんな風に”脳を動かすための質問”を、日本語でもお子さんに時々してみてください。
質問の答えは正解でなくて全然構いません。
テストではなく、目的は”脳を動かす”ことですから。