こんにちは。カウンセラー美喜子です。
自分できめたことは何が何でも最後までやり通さないといけない。
頼まれたことは相手をよろこばせないといけない。
これは以前の私です。共感できるかたは、
もしかしたら、あなたは「完璧主義」な一面を持っているのかもしれません。
それは決して悪いことではないし、むしろ素敵なこと。
でも、その完璧さが自分を苦しめてしまうことがあるなら、
少しずつ「手放す」という選択肢も知っておいてほしいのです。
今回は、「完璧主義をゆるやかに手放すための方法」を3つご紹介します。
◆ こんな人は完璧主義かも?
「私、別に完璧主義ってほどじゃないし…」
そう思っている方でも、こんな傾向があるなら要注意です。
- 人の期待に応えなきゃと、無理してしまう
- 小さなミスでも落ち込む
- 「ちゃんとしなきゃ」と思いすぎて、疲れてしまう
- 人に頼るのが苦手
- 手を抜くと罪悪感がある
特に、子どものころから「しっかりしなさい」「迷惑をかけないで」と言われて育った人は、
“ちゃんとできていること”でしか自分を認められなくなってしまうことがあります。
本当はがんばりすぎてるのに、もっとがんばらなきゃ…って思ってしまう。
そんなあなたに、今日の内容を届けたいと思います。
◆ 手放す方法①:あえて「60点」を目指してみよう
完璧主義の人は、「100点じゃないと意味がない」と思いがち。
でも、100点を目指すと時間がかかりすぎたり、疲れてしまったり、そもそも動けなくなってしまうこともあります。
だから、あえて「60点」を目指してみる。
たとえば…
- 掃除は「とりあえず目につくとこだけ」
- メールの返信は、シンプルでも誠意があればOK
- プレゼン資料は、完璧じゃなくても伝わればOK
60点でも、あなたのやさしさやまじめさはちゃんと伝わっています。
“とりあえずやってみる”練習を重ねると、心もふっと軽くなりますよ。
◆ 手放す方法②:「失敗=悪いこと」の思い込みをゆるめる
「失敗しちゃいけない」
「間違えたら恥ずかしい」
そう思っていると、何かにチャレンジすることすら怖くなってしまいますよね。
でも、失敗は“ダメなこと”ではありません。
むしろ、失敗は「経験」と「学び」そのもの。
子どもが転びながら歩けるようになるように、
私たち大人も、失敗しながら成長していくのが自然なんです。
だから、もしミスしてしまったら
「またひとつ学んだ!」って、心の中で拍手してあげてください。
◆ 手放す方法③:人に「弱みを見せる」「人に頼る」ことをしてみる
完璧主義の人ほど、人に頼るのが苦手です。
「迷惑かけたくない」
「しっかりしてると思われたい」
そんな気持ちが強くて、つい一人で抱え込んでしまいます。
でも、本音を見せられるって、信頼の証です。
弱さを見せても、あなたの価値は1ミリも下がりません。
むしろ、人は「助けてもらえるときにこそつながりを感じる」もの。
- 「ちょっと疲れちゃった」と言ってみる
- 「助けてもらってもいい?」とお願いしてみる
- 「今日はできなかった、ごめん」と伝えてみる
小さな一歩でも、あなたにとっては大きな変化です。
練習してみてください。
◆ 完璧主義は悪くない。でも…
完璧主義がダメなわけではありません。
むしろそれは、あなたの真面目さ、思いやり、誠実さの表れです。
でも、その“がんばり”があなたを追い詰めてしまうなら、
少しゆるめることも大切。
「まぁいっか」って言える日があってもいいし、
「今日は60点でじゅうぶん」って思える夜があってもいい。
完璧じゃなくても、あなたの魅力はちゃんとそこにあります。
◆ 最後に
あなたは、これまでずっとがんばってきた人。
自分の気持ちを後回しにして、周りを優先してきた人。
そんなあなたに今、伝えたいことがあります。
“ゆるめる勇気”も、すてきな力です。
そして、“ちょっと抜けてる私”だって、きっと愛される存在。
今日もここまで読んでくれて、ありがとう。
あなたの明日が、少しだけやさしくなりますように。
一人では難しいそんな時にはご相談ください