食事のときに、原因も分からず泣き喚かれると、困ってしまいますよね。
私も同じでした。
テーブルについた途端に怒りだしたり、食べたと思ったら次の瞬間に泣き喚きだしたり… 何が原因で食べずに泣き喚くのか分からず、途方に暮れていました。
偏食のある発達障害の子どもが、食事のときに泣き喚くのには2つの理由があります。
①感覚過敏
味覚、聴覚、嗅覚、触覚、視覚に特有の感覚を持っています。
- ハンバーグが切れているから「ハンバーグじゃない!」と思う。
- 体調や疲れなどから、いつもと違う味がする。
- 炊き立てのご飯は食べられるけど、前日に炊いたものは固くて食べられない。
など
感覚の過敏さが原因で、こだわりが強く出てくることもあります。
原因が感覚過敏であることが分かれば、解決方法が見つかることもありますが、難しいところが、子ども自身も何が原因で困っているのかが分からないことが多いということです。
初めての感覚、急に嫌な感じがすることで、パニックになり泣き喚きます。本人も、どうしていいか分からずに困っているのが現状です。
②言葉で伝えられない
①で「子ども自身も何が原因で困っているか分からない」とお伝えしました。
何に困っているか分からないので、上手く言葉で伝えることができません。
なので「何が嫌なの?」「言葉で言って!」と言っても、子どももどうすることもできないのです。
泣き喚く原因が、感覚過敏からのパニックだと気付かれたときにやっていただきたいことは、子どもが感じている感覚を言葉にすることです。
パニックのときには話を聞く余裕はありません。
- お気に入りのものを持たせて落ち着かせる
- そっとしておいて、落ち着くのを見守る
などをして、落ち着いたときに「ハンバーグを切ったのが嫌だったんだね」と、子どもがパニックになった原因を伝えます。
何が嫌だったのか、子どもが自分の感覚と言葉が結びつくようになると、言葉で伝えられるようになります。
そして、泣き喚く理由が分かったら、次からは泣き喚く原因を取り除いていきます。ハンバーグを切られることが原因だったら、切らずに出す。
子どものためを思ってやったことが裏目にでることが多いので、何かするときには本人に確認してから行動してみてくださいね。
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