「起業してみたいけれど、自分にできるのかな…」
「発信して失敗したらどうしよう」
そんな風に立ち止まってしまうことはありませんか?
特に40代になってから新しい挑戦を考えると、年齢や経験を理由に「もう遅いのでは」と不安になる方も多いものです。
さらにHSP気質の方は、人の反応に敏感で、発信すること自体が怖くなってしまうこともあります。
私自身もそうでした。起業に興味はあるけれど、自信がなくてなかなか行動できない。
SNSで発信することすら勇気が出ず、スマホの投稿ボタンを前に手が止まる…。そんな日々が続いていたのです。
でもある日、小さな一歩を踏み出してみたことで気づいたのです。
「思っていたよりも、世界は優しいかもしれない」
「私にもできることがあるかもしれない」
この気づきが、自分を信じて進むためのきっかけになりました。
なぜ私たちは「起業したい」と思いながら、なかなか行動できないのでしょうか。
その理由にはいくつかあります。
- 完璧主義:「準備が整ってから」「もっと知識をつけてから」と考えて、なかなか始められない。
- 比較のクセ:SNSでキラキラした他人の発信を見ると、自分の小さな挑戦がつまらなく見えてしまう。
- 失敗への恐れ:「もし批判されたらどうしよう」「恥をかくのでは」と考えすぎて動けなくなる。
HSPの方は特に、周りの目や言葉に敏感で、自分の気持ちよりも「他人にどう思われるか」を優先してしまいやすいのです。
だからこそ、「自信がない」という壁にぶつかりやすいのですね。
では、どうしたら「自信がない」状態から抜け出せるのでしょうか。
その答えはシンプルです。
👉 大きな一歩ではなく、小さな一歩から始めること
ここで、私が実際に取り組んで効果があった3つのステップをご紹介します。
ステップ1:頭の中をノートに出す
「私がやりたいことは何か」「どんな人に届けたいのか」を、まずはノートに書き出してみます。完璧な答えでなくてもOK。頭の中を外に出すだけで安心感が生まれます。
ステップ2:小さな行動を実験する
「SNSに1行だけ投稿してみる」「信頼できる友人に自分の想いを話す」など、1日5分でできる小さな行動を試します。大切なのは“やってみること”です。
ステップ3:自分をねぎらう
行動できた自分に「よくやったね」と声をかけましょう。たとえ1行の投稿でも、それは確実に“ゼロから一歩前進”です。
私が初めてSNSに投稿したときのことを、今でもよく覚えています。
投稿ボタンを押すまでに、心臓がドキドキして手が震えました。
「変に思われたらどうしよう」
「誰からも反応がなかったら恥ずかしい」
そんな思いが頭の中をぐるぐる回っていたのです。
でも勇気を出して投稿してみたら、思っていたほど反応は厳しくありませんでした。
むしろ「共感したよ」「応援してるね」
と温かいコメントが返ってきたのです。
その瞬間、胸がじんわりと温かくなり、「私でもできるんだ」と自己肯定感がふわっと上がりました。
その後は「もっと挑戦してみたい」という気持ちが湧き、少しずつ他の行動にもチャレンジするようになりました。
しかし、順調な時ばかりではありませんでした。
ある時、他の人のSNS投稿を見て、
「私の発信は薄っぺらいのでは」
「本当に伝えたいことは何なのだろう」
と自信をなくし、発信が止まってしまったのです。
けれど、立ち止まって考えているうちに気づきました。
「比べること自体に意味がない」
「他人と比べて悩む時間は、私の未来をつくる時間を削っている」
そう思えたとき、スッと心が軽くなりました。
そして「私が叶えたい未来」にフォーカスを戻すことで、再び自分の想いを言葉にできるようになりました。
頭の中は「伝えたいこと」でいっぱいになり、発信することが楽しみに変わったのです。
心理学の研究では、小さな成功体験を積み重ねることで「自己効力感(=自分はできると思える感覚)」が高まるとされています。
つまり、大きな成功を狙う必要はなく、「できた!」という小さな感覚が自信の源になるのです。
また、起業家の多くも最初は「たった一人の友人に話すこと」からスタートしています。
いきなり大きな発表をしたり、完璧なサービスを作る人はほとんどいません。安心して小さく始めていいのです。
まとめ(今日できる小さな一歩)
起業に自信がなくても大丈夫。
大切なのは「準備を完璧にすること」ではなく「まず小さな一歩を踏み出すこと」です。
今日からできる小さな一歩の例を挙げますね。
- ノートに「私がやりたいこと」を3つ書き出す
- SNSに「一言だけ」投稿してみる
- 信頼できる友人に、自分の思いを3分だけ話してみる
このどれかひとつを選んで実践してみてください。たとえそれが小さくても、確実にあなたの未来につながります。
あなたが安心して「私にもできる」と思えるように。
そして、心の中の小さな勇気が、これからの大きな一歩になりますように🌸