子どもが偏食だと、このまま大人になっても大丈夫なのかな?と心配になりますよね。
好き嫌いであれば「大きくなったら食べるようになるよ」が通用するかもしれませんが、偏食は成長に合わせてなかなか簡単に変わるものではありません。
偏食の子どもが大人になり、どんな困りごとがあるかいうと
- 歓迎会などの参加が難しい
- 食事会のお店選びに困る
- 大勢との食事が怖い
一人での食事や、偏食を理解してくれている人との食事は問題ありません。
困るときは、偏食を良いように思わない人との食事です。
好き嫌いが多い人の中には、食事環境に良くない思い出がある人もいます。
- 小学校で居残り給食だった
- 親に無理やり食べさせられた
- 給食のときに友達に嫌がらせを受けた
食事のときの嫌な記憶が癒えないまま大人になると、トラウマになり会食恐怖症を引き起こしたり、偏食が強くなってしまうことがあります。
大人になって困らないためには、子どもが幼いうちから、大人が配慮する必要があります。
配慮とは、子どもと食事を楽しむことです。楽しむことを難しく考えなくても大丈夫。まずは、自分が楽しむことを考えてください。
最初は「指摘をしない」を心がけます。
子どもが食事を楽しくないと思う理由の第1位は「食事前や食事中に怒られること」です。
食事を楽しめていないことが、心や親子関係に影響していることも調査で分かっています。(論文「家庭の食事時間の楽しさが児童・生徒の自尊感情に及ぼす影響」)
「怒られるかもしれない!」というプレッシャーがなくなると、子どもは食事時間に安心できるので、新しいことに挑戦する気持ちが出てきます。
新しいことに挑戦したときには「挑戦しようとしたとき」「挑戦しているとき」「挑戦が終わったとき」に褒めてあげてください。
肯定が増えることで、自己肯定感も上がります。
お母さんが肩の荷を下ろして食事をすることで、子どもも食事へ前向きになります。偏食のお子さんが、大人になって食事を楽しめるように、今から準備していきましょう。
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