自分の強みの見つけ方。比べずに自分らしく進むために

強みがわからないと感じていませんか?

「自分には強みなんてない」
「みんなのように特別なスキルがない」

そんな風に思ってしまうことはありませんか?

起業やSNS発信を始めようとすると、必ずと言っていいほど出てくるのが「自分の強みって何だろう?」という悩みです。

40代になってから挑戦を考える方にとっては特に、「今さら私に何ができるのか」「他の人のような資格もスキルもない」と思い込んでしまうことが多いのです。

でも実は、強みは特別な資格やスキルではありません。
水道水のように、自分の中に当たり前に備わっているもの。
だからこそ、自分では気づきにくいのです。

なぜ自分の強みは気づきにくいのか?

強みは「自分が自然にできること」「努力しなくてもやってしまうこと」であることが多いです。

でも人は、自分にとって当たり前にできることを「みんなも同じようにできる」と思い込んでしまいます。

  • 何気なくやっていること
  • 無意識にやってしまうこと
  • 他人からよく褒められること

これらこそが「強み」である可能性が高いのに、自分では「普通のこと」として見過ごしてしまうのです。

さらにSNSや周りの人を見て比べてしまうと、「あの人は資格があるのに、私は…」「私の得意なんて大したことない」と感じてしまい、自分の強みを小さく扱ってしまいます。

だからこそ、強みを見つけるには「自分ひとりで考える」のではなく、「人の言葉」や「行動のパターン」に注目することが大切なのです。

強みを見つける3つのステップ

ステップ1:人から褒められたことを書き出す

「あなたって〇〇が得意だよね」と言われたことはありませんか?
その中には、自分では気づいていないけれど大きな強みが隠れています。

ステップ2:自然とやってしまうことを思い出す

意識しなくてもついしてしまうこと。例えば「人の相談に乗る」「整理整頓をする」「気づけば調べ物をしている」など。
これらは努力ではなく習慣になっているので、自分でも強みだと気づきにくいのです。

ステップ3:やっていて心地よいことを探す

やっていると時間を忘れてしまうこと、終わったあとに「楽しかった」と思えること。
それも強みにつながるサインです。

この3つをノートに書き出してみるだけで、「私の強みって意外とあるかもしれない」と気づくことができます。

私の体験談:本当の強みに気づけなかったとき

私もかつては「自分の強みなんてない」と思っていました。

人の話をじっくり聞くことが好きで、「聞いてもらえると安心する」とよく言われていました。
それは無意識にしていたことなので、私にとっては当たり前。
「こんなこと誰でもできる」と思っていました。

ところがあるとき、頑張って新しいスキルを取得し、「せっかく学んだから、それを活かした仕事をしなきゃ」と考えるようになったのです。
でも実際にそのスキルを使う仕事をしてみると、思ったように成果が出ず、どこか無理をしている自分に気づきました。

一方で、自然とやっていた「人の話を聞く」ことで評価されていたことを思い出したとき、ハッとしました。
「これこそが私の強みだったんだ」と。

無理して頑張って身につけたスキルよりも、当たり前すぎて気づかなかったことの方が、実は大きな価値になる。
それに気づいた瞬間、とても心が軽くなりました。

強みは「比べるもの」ではない

強みを探そうとすると、つい「他人と比べてすごいかどうか」で考えてしまいます。
でも本当の強みは「他人よりすごいこと」ではなく、「あなたらしく自然にできること」です。

誰かと比べる必要はありません。
「誰でもできる」と思っていることこそ、他の人から見れば「すごい」と思われることがあるのです。

心理学者ドナルド・クリフトン(StrengthsFinderの開発者)は、
「強みとは、才能に知識と技術を組み合わせて成果を生むこと」
と定義しています。

つまり、特別な才能がなくても、あなたが自然にやっていることを伸ばすだけで十分に「強み」になるのです。

今日からできる小さな一歩

強みを見つけるのは難しそうに感じるかもしれませんが、実はとてもシンプルです。

今日からできる小さな一歩はこれです。

  • 最近、人から褒められたことを3つ書き出す
  • 「自分では当たり前だけど、他の人には感謝されたこと」を思い出す
  • それをノートにまとめて眺めてみる

それだけで、「自分には強みがある」と安心できるようになります。

比べる必要はありません。
あなたの強みは、もうすでにあなたの中にあるのです。

どうか安心して、自分らしく進んでくださいね🌸

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