公園に行くと、約束の時間に子どもが帰らないってことありませんか?
我が家は、幼稚園から帰ってきて30分後には公園に出発をし、約束の時間を毎回30分はオーバーしている状態でした。
ときには公園直行なので、毎日3時間ほど遊んでいたので、遊ぶ時間は十分だと私は思っていましたが、息子はそうは思っていません。
約束の17時になっても、毎度のように息子は「全然遊んでない!」「まだ帰りたくない!」と怒り始めます。
息子は癇癪がひどくなると、いつ落ち着くか目途がつきません。癇癪が怖くて、毎回延長をして帰っていました。
発達障害の子どもが時間を守れない理由は2つです。
①疲れやすい
ASD(自閉症スペクトラム)の場合、周囲の細かい情報を沢山感じ取ります。
公園で遊ぶ人が多いと「沢山の人が遊んでいるなぁ…」というよりも「ブランコしている人」「滑り台にも人がいる」などと細かく情報を理解して、遊ぶことに集中できずに疲れてしまいます。
疲れてしまうので休憩をしたり、人がいない場所で遊ぼうとしたりしているうちに、自分のやりたい遊びができずに約束の時間が来てしまう。
大人からすれば遊んでいるように見えても、子どもからしたら遊び足りないという誤差が出てくるのです。
②忘れやすい
記憶は重要だと思うものは記憶し、重要だと思わないものは忘れてしまいます。
どんなことが重要だと判断するかというと、感情や経験が伴うものです。
「楽しい」「面白い」と思うものは覚えやすい傾向がありますが、ワクワクしないことは聞いたときには「分かった!」となっても、少しすると忘れてしまうのです。
子どもが約束の時間を覚えて、守れるようになるには、帰る直前ではなく遊びはじめる前に帰る約束をすることです。
「今日は17時に公園を出るよ」
「17時に出たら、好きなゲームをご飯までやっていていいよ。」
「17時5分を過ぎて公園を出たら、お母さんの選んだゲームならやっていいよ。」
「何のゲームにしようか!」と楽しみを広げておきます。
ポイントは、約束通りにしなくても楽しみはなくさないことです。どちらを選んだとしても、帰ったことには間違いないので、帰ったことに〇をつけてあげましょう。
年少のときに息子は、約束をすることで友達が「まだ遊ぶ!」と言っている中、初めて「先帰るね~」と帰れるようになったり、延長をすることがあっても癇癪になることはなくなりました。
子どもと最後まで楽しく過ごせ、楽しく家まで帰れるなんて夢のようでした。ちょっとした会話の工夫で、時間を守れるお子さんになりますよ。
☆*+。★_☆*+。★_☆*+。★_☆*+。★_
2023年7月23日発売!
—————–
発達障害・グレーゾーンの育てにくい子が3ヶ月で変わる 非常識な おうち発達支援〜壮絶子育てを体験したママたちのお悩み解決ストーリー21〜
—————–
お求めは本屋さんで!
第2章の幼児編を執筆しています。
「料理を工夫しても、偏食がひどく食事のたびに泣きさけぶ園児4歳」(P89)
☆*+。★_☆*+。★_☆*+。★_☆*+。★_
【Instagram】https://www.instagram.com/hiromi_henshoku/
偏食、子育てヒントをご紹介しています。
困りごとは、ご相談ください。
【LINE】https://lin.ee/uKoGwzv