偏食の子育てをしていると、ある時「好き嫌いとは違う気がする…」と、お母さんが気付くことがあります。
たいてい、お母さんのカンは当たっていることが多いです。
好き嫌い
好きなものと嫌いなものがはっきりしていることを意味する言葉
偏食
食べ物において、好きなものと嫌いなものがあり、その偏りが激しいこと
(「偏食」と「好き嫌い」の違いとは?分かりやすく解釈 | 違い比較辞典 (chigai-hikaku.com))
偏食は食べない理由が本人ですら分からない場合があり、簡単に解決できる問題ではありません。
お母さん自身も子どものころに、こんな言葉を言われた経験はありませんか?
「〇〇くん(ちゃん)も食べているよ~」
「美味しいから食べてみなよ!」
このような誘い方は、好き嫌いの子どもであれば 「食べてみようかな」という気持ちになる可能性がありますが、偏食の子どもには逆効果です。
それは、発達障害の偏食の子どもは「想像力が豊か」だからです。
「美味しいよ」と言われても
- 本当に美味しいか不安
- 前に美味しいと言われて食べたけど、美味しくなかった
- 美味しくなかったときに、どうしたらいいか分からない
沢山の想像をして、どうしたらいいか分からずに不安で挑戦ができないのです。
できないことへの挑戦は、大人でも大変ではないですか?大人でも大変なことは、子どもにはもっと大変です。
大変というハードルを下げるには、子ども1人では難しいので大人の手助けが必要です。
そこで、おうちでできるハードルを下げるポイントをご紹介します。
①できていることを褒める
今も当たりまえにできていることがあると思います。
「美味しそうに食べているね」
「沢山噛んでいるね」
できないことができると褒めますが、できることが続いて褒めることって、なかなか少ないですよね。できていることを褒めることで、自信をつけてあげてください。
②できることの挑戦を提案
挑戦というと、ついできないことを提案したくなりますよね。偏食の子どもは、食べることへの挑戦がストレスです。ストレスになるとヤル気が出ませんし、次に続きません。
ですから、子どもができるところからスタートします。
食べたことのない料理でも「何が入っている?」「どんな匂い?」などと聞いてみてください。食べない挑戦は、偏食の子どもには取り組みやすい方法です。
偏食の子育ては、親も子どももストレスフリーでいることが一番です。「食べるようになること」を目的とせず、子どもの将来にどんな手助けができるか考えてみてくださいね。
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