他の子は、食べるものが増えていくのに、なかなか食べるものが増えないことに困っていませんか?
我が家の長男は、食べるものが独特でした。
- ハンバーグに興味を示せば、ハンバーグだけをひたすら食べる。
- あるメーカーの海苔たまふりかけが気に入れば、海苔たまふりかけご飯しか食べない。
こだわりが強く、食事の好みも極端に出ていたので、新しく何かを食べるということは滅多にありませんでした。
息子は、ASD(自閉症スペクトラム)の診断があります。
「自閉症スペクトラム児の幼児期における摂食・嚥下の問題」には、ASDの子どもとASDではない子どもの好き嫌いについて調査結果が書かれていました。
ASDでない子どもは、絶対に食べられない食材は46品目中0~5個が非常に多く、最多でも10個。そして、工夫をすれば食べられることが分かっています。
対して、ASDの子どもは最多で35品目であり、0~35個と食べられないものの数が、子どもによって様々だということが分かりました。
その中で興味深かったものは、食べない理由です。
<ASDの子どもが絶対に食べないもの>
1.なす
2.刺身
3.いか・たこ
4.ピーマン
5.ブロッコリー
これらに共通する食べない理由は「見た目」です。
人は物を視覚でとらえることが多いですが、発達障害の子どもは視覚が優位に働くことが多いので、なおさら見た目に左右されます。
見た目を工夫するには、キャラ弁も勿論良いと思いますが、私のおススメは「サイズを変える」です。
新しいものにチャレンジするのは、とても勇気がいることです。
見た目に左右される発達障害の子どもは、食卓に嫌いな食べ物があるだけで食事自体を拒否してしまうこともあります。
ですから、チャレンジさせたいときには
- ピーマンを1本フォークに刺す
- 数ミリの角切りのナスを楊枝で刺す
など「これを食べたら、おしまいなんだ!」と分かるようにして出すことです。
そして、チャレンジさせるときにはご褒美も一緒に出しておきます。
「〇〇をチャレンジしたら、〇〇を食べて良いよ」
何よりも一番大事なのは、食べなくても指摘しないこと。ネガティブな印象ができると、食べなくなる可能性が高くなります。
指摘しない、小言を言わない、ちょっと大変かもしれませんね。そんなときには「そっかぁ」と切り抜けてくださいね。
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「料理を工夫しても、偏食がひどく食事のたびに泣きさけぶ園児4歳」(P89)
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